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耐火構造とは?防火構造との違いについて

2021/06/01
「耐火構造」や「防火構造」など、建物で火災が起こった際の安全基準があります。これらの基準は具体的にどんな内容なのか、見ていきます。

▼構造による安全性の比較
まずは安全性を比較してみます。

「耐火構造」と「準耐火構造」、「防火構造」の3つを比較すると、耐火構造が1番安全な基準で、次いで準耐火構造、防火構造の順になります。

▼耐火構造と防火構造
耐火構造と準耐火構造、防火構造について、それぞれ詳しく見ていきます。

■耐火構造とは
耐火構造とは、住宅金融支援機構によって定められている、建物の安全基準のこと。
一定以上の耐火性能を備えている証になります。

耐火構造は最長で3時間の火災に耐える性能を持っているのが特徴です。

ただし耐火性能が高い分、建築費用が高くなりがちです。

■準耐火構造とは
通常の火災による延焼を抑えられる安全基準。延床面積が小さく階数が少ない建物に適用されます。

最長で1時間ほど、火災による建物の崩壊や延焼を防げることが、準耐火構造の条件となります。

■防火構造とは
軒裏や外壁に防火性の高い素材を使う、という基準のこと。

都市部など隣家同士の距離が近い地域では、火災の火が燃え広がりやすい傾向にあります。そんな場合に役立ってくれるのが防火構造です。

ただし建物内部で火災が起こった場合、耐火構造と比べると火が燃え広がったり建物が倒壊したりするリスクは高まります。

▼まとめ
注文住宅を建てる際には、耐火構造や防火構造についても気を配っておくと、万が一の時でも安心です。「火災に強い家を建てたい」というかたは、ぜひ小嶋工務店までご相談ください!